ワイン生産量・消費量ともに世界一のイタリア
ワイン大国として知られるフランスですが、そのフランスを凌ぐほどの生産量と消費量を誇っているのがイタリアです。
この2つの国は常に生産量等でトップ争いを続けているものの、近年ではイタリアが一歩リードといったところでしょう。
イタリアでは、なんと4,000年も前からワインが生産されていたというから驚きですね。
これは、イタリアの気候が関係しているようです。
雨がそこまで多くなく、比較的暖かいイタリア。
太陽の光もそれなりに降り注ぐので、ブドウをはじめとした農産物を育てるにはとても良い環境が揃っています。
また、そうした気候の関係で様々な品種のブドウが育ちやすいのも、イタリアワインがここまで発展した理由でしょう。
特定の地域だけではなく、イタリア全体でワイン作りが盛んなため、イタリアにはワインに関する法律も存在しています。
まさにワインはこの国の宝であり、イタリア人にとってはなくてはならないものとなっているのです。
生産量が多いこともあって、水よりも低価格で変えてしまうワインがあるほど。
さすが「ワインの大地」と呼ばれるだけのことはありますね。
甘みの強いワインが多い傾向
イタリアで栽培されるブドウの品種は非常に多く、それだけに多様性がイタリアワインのひとつの大きな特徴となっています。
もちろん品種によってワインの味も変わってくるため一概には言えませんが、比較的甘みの強いワインが多い傾向にあると言えるでしょう。
質の高いブドウが育ち、そのブドウの甘みを生かすためのワイン作りが行われていることも、甘みの強いワインが多い理由のひとつです。
また、ワインに含まれる糖度は発酵の度合いによって変わってきます。
発酵されればされるほど糖分が失われていくため辛口になるのですが、生産量をできるだけ多くするために、あるいは世界中には甘口のワインを好む人も多いことから、発酵を早めに終え糖度を残した状態でボトルに詰め出荷する生産者も少なくありません。
日本人は、まさに甘口のワインを好む人が多いのではないでしょうか。
日本も重要な輸出国となっているイタリアにとっては、やはり甘みの強いワインの需要が一定あるため、そのような傾向になっているとも考えられます。
イタリアの主な生産地
イタリアのワイン生産地でまず押さえておきたいのが、トスカーナ州です。
トスカーナはイタリアの代表的なワインである「キャンティ」を送り出している地域で、赤ワインの宝庫でもあります。
この地で生産される80%ほどが赤ワインですから、赤ワイン好きなら同州のワインを飲み比べする甲斐もあるでしょう。
トスカーナのワインは、飲みやすいことでも知られています。
イタリアワイン入門編としてはぴったりの産地となるはずです。
ピエモンテ州もイタリアワインを代表する産地のひとつ。
高級な赤ワインや格付けの高いワインが顔を揃えるこの地域は、イタリアワインの品位を保っていると言ってもいいかもしれません。
赤ワインだけではなく、白ワインもスパークリングワインも評価が非常に高いのが特徴で、同じ品種のブドウで1つのワインを作る生産者が多く、それだけ高品質なワインが揃っている産地でもあります。
他にも、ヴェネット州やシチリア州などイタリアワインの名産地がいくつも存在。
それぞれを代表するワインは通販で購入可能なので、是非試してみてくださいね。
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